熊野本宮大社(和歌山県田辺市) ②八咫烏と絶品!「もうで餅」

 熊野本宮大社の紹介2回目は、熊野三山とかかわりの深い「八咫烏(やたがらす)」とお守り、そしてお土産などについて紹介したいと思います。

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 「八咫烏」は磐余彦尊(のちの神武天皇)が日向を発ち大和の地を征服した、いわゆる「神武東征(じんむとうせい)」の折、熊野の山中で迷った一行の道案内をつとめたと言われている三本足の烏(からす)です。
 太陽の中に棲む霊力をもった烏とされており、「八咫」には「大きい」という意味があるそうです。
 最近では、日本サッカー協会のマークとしても有名ですね。

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 熊野三山ではそれぞれ異なった図柄でシンボルとして利用されており、さらに三本足は熊野三党(宇井・鈴木・榎本)を表わすとも言われています。
 熊野本宮大社においては、主祭神である家津美御子大神(素戔嗚尊)の御神徳である「智・仁・勇」、または「天・地・人」を表わしているそうです。

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 また、熊野本宮大社では、社務所の前に黒い「八咫烏ポスト」が設置されています。
 葉書として投函できる八咫烏ポスト絵馬が販売されており、八咫烏ポストから手紙を投函する際は、社務所で「出発の地より心をこめて 熊野本宮」というスタンプを、押印していただけるそうです。

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 そして、こちらがお守りなどの授与所です。
 こちらでは、「熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)」通称「オカラスさん」と呼ばれる御神符が授与されています。
 熊野牛王神符(牛王宝印)は、カラス文字で書かれた熊野三山特有の御神符で、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社それぞれ異なっています。

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 (写真撮影忘れのため、熊野本宮大社公式ホームページよりお借りしました)
 こちらが、熊野本宮大社の牛王神符です。八十八の烏がデザインされていて、木版で手刷されたものが熊野宝印として認められているとか。

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 熊野牛王神符は「熊野信仰の人々をあらゆる災厄からお守り下さる御神符」とされており、「カマド(ガスの元栓)に祀れば火難を免れる」「門口に祀れば盗難を防ぐ」「懐中して飛行機や船の乗れば災難を免れる」「病人の床にしけば病気平癒になる」といわれています。
 さらに、こちらの御神符は「誓約書」「起誓文」の代わりとして用いられたということで、熊野権現への誓約を破ると熊野大神の使いである烏が一羽亡くなり、本人も血を吐いて地獄に落ちると信じられてきたとか。
 高杉晋作が残した有名な都々逸「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」はこの言い伝えにもとづいたもので、「約束を破って熊野のカラスを死なせてしまうとしても、あなたと朝寝をしていたい」という、自分の命をかけた想いを表わしているそうです。
 また熊野本宮大社では、神前結婚式の誓詞の裏にも貼布されているそうなので、利用するにはちょっと覚悟がいりそうです。

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 こちらは「本宮勝守」、主祭神である素戔嗚尊のお力を借りて、自分が自分に勝つためのお守りです。
 素戔嗚尊が天照大神と誓約を為された際にお生まれになった「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)」、現在大斎原(おおゆのはら)石祠に祀られている、この神さまの名にちなんでいるとか。
 「正勝吾勝」から、人に対して勝つことよりも、自分自身に勝つ神さまだと言われています。
 ・・・「どこかで見たことがあるお名前だな」と思ったら、「太郎坊宮」の御祭神と同じ神さまでした。

 最後に、熊野三山にお参りされた際に、ぜひ手にとっていただきたいお土産の紹介です。
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 こちらは珍重庵さんの「熊野本宮大社御用達 熊野名物 熊野もうで餅」です。
 購入できるのは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉神社、熊野那智大社)の側にある三店舗だけで、通信販売はありません。
 赤色のパッケージは3種類あり、販売場所によって図柄が異なるそうです。

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 こし餡をお餅で包み、玄米粉がまぶされたこちらの商品、販売する当日の早朝に作られているそうです。
 ほどよいやわらかさと甘すぎない甘さは絶品、玄米粉のほのかな香ばしさで飽きずにパクパクといただけます。
 少し時間をおいてもやわらかさは変わらず、最後まで美味しくいただくことができました。
 今度訪れた時も、必ず購入しようと思っています。

 次回は「熊野本宮大社」の紹介の最後、「瑞鳳殿」に入っているショップや平成23年9月に起こった「紀伊半島大水害」の跡を紹介したいと思います。


 基本データ
 名称:熊野本宮大社
 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮
 参拝時間:午前6時~午後7時
 祈祷受付時間:午前8時~午後4時半
 電話:0735-42-0009

 基本データ
 名称:茶房 珍重庵 本宮店
 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮195-3
    熊野本宮大社前 瑞鳳殿内
 営業時間:午前9時~午後4時
 定休日:毎週水曜日
     ※臨時休業日有り
 電話:0735-42-1648

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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