こちら、以前は玉造温泉に宿泊した場合は立ち寄り湯ができた施設なのですが、今回記事を書くにあたり確認してみるとどうも対象からは外れている様子。
とは言えいつか復活するかもしれませんし、宿泊の参考になるかもしれませんので、紹介したいと思います。
玉造温泉は有馬温泉、榊原温泉とともに枕草子で歌われた、日本三名泉の一つ。
その中でもこちらの千代の湯さんは、自家泉源からの源泉かけ流しが魅力のお宿です。
湯陣 千代の湯さんの外観。
千代の湯さんは玉造温泉のほぼ中心にある30部屋ほどのお宿です。
自家源泉を持つなど温泉にこだわっているようで、男女別大浴場の他に貸し切り湯が3つ。この客室規模で3つというのは、かなり多いのではないでしょうか。
「湯殿」と銘打たれた浴室も凝っています。
まず入り口が自動ドアで区切られている、これは珍しい造りだと思います。
湯上がり所を兼ねた浴室棟の中は、宴会場のような造りでした。
千代の湯さんの温泉への力の入れようが良く分かります。
玉造温泉の由来も掲げられていました。
温泉のデータ
源泉名:玉造温泉
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
源泉温度:66.4℃
pH:8.1
成分総計:1リットルあたり1.74g
お湯の印象:無色澄明、わずかな源泉臭、柔らかな浴感
お湯の使い方
加温:無し
循環:無し
消毒:無し
大浴場「薬師の湯」の内湯。
この日は天候はとても良く、大きく取られた窓から燦々と光が差し込んでいました。
同じく薬師の湯の内湯。
洗い場の設備やアメニティは標準的なものです。
お湯はさすがは三名泉。しっとりと肌に吸い付くような柔らかなお湯で、美肌の湯と言われるのも納得。不要な角質を一枚剥ぎ取って、その下の肌をコーティングしてくれるような印象のお湯でした。
堆積物ががっちりと結晶化した湯口。
源泉湯口からあふれるお湯はかなり熱いので注意して下さい(源泉温度66℃)。
また、源泉湯口の近くのお湯も熱くなっている場合がありますので、こちらも注意が必要です。
光の具合も良く、この日の水中写真は会心のでき。
透明度の高い温泉に、源泉掛け流しならではの湯の花が浮かぶのがくっきり見えます。
こちらは薬師の湯の露天。こちらも掛け流しです。
周囲はよく手入れされた植栽の緑に囲まれ、庭園を眺めながらの贅沢な湯浴みができます。
場合によって変わるのかもしれませんが、温泉の温度は内湯より少し低めに感じました。
露天の源泉湯口にも、源泉成分が結晶化していました。
露天風呂を囲む玉砂利も美しく、本当にお湯に力を入れているお宿だという印象です。
その割にはお手頃価格で泊まれるようですし、機会があれば次は宿泊でお邪魔したいと思う宿でした。
基本データ 名称:らんぷの湯 住所:島根県松江市玉湯町玉造1215-2 休業日:無し 電話:0852-62-0124 |

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