知恩院 そびえ立つ巨大な三門を見あげる

 昨年(2018年)秋、インパクトのあるポスターや公式ホームページ「お坊さんに会いに行こう! 秋のライトアップ2018」等で話題にもなった「知恩院」さんの紹介です。
 ちなみに、その時の特設ページはこちらです。今見てもなかなか楽しめるのではないかと思います(リンク切れの場合は申し訳ないです)。

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 「知恩院」さんは、法然上人を開基とした浄土宗の総本山です。
 現在の場所は、法然上人が比叡山から下り、草庵を結んで、初めて浄土の教えを宣布した場所であると言われています。

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 今回は、円山公園側の入口からお邪魔しました。
 門をくぐった瞬間、どんと大きな「三門」が目に入ってテンションがあがります。

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 国宝の「三門」を正面から撮影しました。
 写真からもわかるとおり、非常に巨大な建物で、高さは24メートル、横幅は50メートルもあります。屋根瓦は約7万枚使用されているということで、木造の門としては日本最大級のものです。
 上に掲げられている「華頂山」の額は、実に畳2畳以上の大きさになるそうです。

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 「三門」をさらに近くから見あげます。
 こちらは、徳川第二代将軍秀忠の命で建立されました。
 「三門」とは、「空門」「無相門」「無願門」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす「三解脱門」を意味しているとか。
 門の上層部にあたる楼上の内部は仏堂になっていて、中には重要文化財が安置されており、天井や壁には迦陵頻伽や飛龍が極彩色で描かれているそうです。
 残念ながら通常楼上内部は非公開ですが、今年(2019年)4月に実施された「ミッドナイト念仏in御忌」では、どなたでも楼上で念仏を唱えながら木魚を叩くことができたようです。

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 三門をくぐると、目の前には「男坂」が続いていました。かなり急な階段で、登るのもひと苦労。

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 男坂を登りきってから振り返りました。かなりの高さがあるとともに、急勾配であることがわかります。

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 急勾配の階段を登るのが億劫な人は、三門正面に向かって右手に「女坂」があります。
 写真は、女坂の上の方から撮ったものです。緩やかな階段になっていますので、安心して登ることができると思います。

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 「阿弥陀堂」です。靴を脱いであがらせていただきます。
 ご本尊は阿弥陀如来座像、高さが2.7メートルもある大きなものです。

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 こちらは国宝「御影堂」、「大殿(だいでん)」とも呼ばれる、法然上人の御影が祀られている、知恩院さんの中心的な建築物です。
 奥行35メートル、間口45メートルという、非常に大きな堂宇で、平面積では日本では5番目に大きな寺院建築になるそうです。
 御影堂は、平成23年(2011年)、法然上人800年大遠忌にあたり、御影堂の半解体をともなう大修理が計画され、大規模な修理が行われていました。現在、修理事業は完了していますが、仏具荘厳の搬入や堂内設備工事のため、まだ参拝はできないとのこと。
 来年(2020年)4月に落慶御遷座法要が行われるそうです。

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 「宝佛殿」です。御影堂の向かいにあります。

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 「納骨堂」です。
 桜の季節だったため、納骨堂前の池には桜の花びらが舞い落ちていました。

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 徳川第二代将軍秀忠により、三門とともに建てられた「経蔵」です。重要文化財に指定されています。
 こちらも三門と同じく内部は非公開、天井や壁面は狩野派の絵師によって荘厳に彩られているとか。
 中には、「宋版一切経」約6千帖を安置する八角輪蔵が備えられており、その輪蔵を一回転させれば、「一切経」を声にだして読んだ時と同等の功徳を積むことができるといわれています。

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 経蔵の横には、「写経塔」がありました。

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 宝佛殿の横の階段をのぼると、「大鐘楼」がありました。こちらも重要文化財です。
 この釣鐘は、高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンあり、まさしく大鐘の名に相応しい大きさです。
 知恩院さんのこの梵鐘は、以前豊国神社さんの記事で紹介した方広寺さんの梵鐘、奈良東大寺さんの梵鐘と合わせて「日本三大名鐘」に数えられています。
 鳴らされるのは、毎年4月に行われる法然上人の御忌大会と、大晦日の除夜の鐘の時だけだとのこと。特に除夜の鐘は、親綱1人・子綱16人でつかれる、京都の冬の風物詩です。

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 大釣鐘の辺りは猿が出るということで、注意喚起の案内が掲示されていました。
 観光客が噛まれたというニュースもありますので、訪れる際は注意したいものです。

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 最後に、もうひとつの入口を紹介します。
 三門から北へ進むと、もうひとつの入口「黒門」があります。

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 黒門から中に入ると、日本の城の石垣のような景色を片側に眺めながら、緩やかな階段を登ることになります。
 黒門は、平安神宮からまっすぐ1本道を南に下がると到着する場所です。
 途中には、青蓮院門跡さんや、少しそれた場所に粟田神社さんがあります。
 平安神宮さんからそれほど遠くはありませんので、散歩がてら歩いてみるのもお勧めです。

 今回は時間が遅く、有料拝観の庭園にはお邪魔することができませんでした。
 また、時間を見つけてお庭も拝見しにうかがいたいと思います。


 基本データ
 名称:浄土宗総本山 知恩院
 住所:京都市東山区林下町400
 開閉門時間:午前5時~午後4時
 庭園拝観料
  友禅苑:大人300円/小人150円
  方丈庭園:大人400円/小人200円
  友禅苑・方丈庭園共通券:大人500円/小人250円
 庭園拝観受付時間
  友禅苑:午前9時~午後4時
  方丈庭園:午前9時~午後3時50分
 電話:075-531-2111

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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