古湯温泉は徐福伝説のある温泉地。伝説によればその開湯は、2200年前に遡るとか。
源泉温度38度という、まるで胎内のようなぬる湯が特徴の温泉です(宿屋のお風呂はさすがにそれですと湯冷めするため、加温されていますが)。
ちなみに車でのアクセスの場合、「佐賀大和」ICから20分ほどで着きます。
山峡の温泉地ですが、意外とアクセスは良好だったりします。

大和屋さんの男女別浴場。
10室の小さなお宿の割には、けっこう大きな脱衣場です。
日帰り温泉も積極的に受け付けているお宿ですので、そのあたりは気を遣っているのでしょうか。

こちらのロッカーは日帰り温泉のお客用だと思います。

シンプルながら明るい印象の脱衣場。
アメニティは必要最小限でしたが、不足はありませんでした。

温泉のデータ
源泉名:徐福泉(富士町第四源泉)
泉質:アルカリ性単純温泉
源泉温度:39.5℃
pH:9.8
成分総計:1リットルあたり0.17g
お湯の印象:無色無臭澄明、無味、少し滑らかな浴感

お湯の使い方(推測を含む)
加温:有り
循環:有り?
消毒:有り?


大和屋さんの内湯は男女別で、こちらは男湯。内湯の主浴槽の向こうに露天がある作りです。
アメニティは標準的な2点セットでした。
浴室も浴槽も白いタイル、まるで湯が青く光っているように見えますが、実際は無力透明のお湯です。

お湯はオーバーフローで自然排水されていました。
説明によれば循環消毒しているらしいのですが、循環されている風もなく、消毒臭も無し。
言われなければ(というか、言われても)循環湯だとは思えません。
お湯の温度は少し加温されており、40~41度の適温。無色無臭で肌触りの良い名湯です。

湯口は獅子でした。

特筆すべきはこの水中写真。
どこまでも透明で、わずかにブルーがかかっているように見えるお湯。
古湯のお湯は本当に綺麗だと思います。


一方、こちらは石造りで野趣溢れる露天風呂。
小さめですが、坪庭の中でお風呂に浸かっているような印象でした。

こちらの湯口は石の間から。
外ということもあってか、湯温は内湯に比べれば少し低め。もちろんこちらでも消毒臭は感じませんでした。
次回は、大和屋さんの貸切風呂。
六尺の大きな酒樽風呂に浸かる「天涯一閑人の湯」を紹介します。
基本データ 名称:大和屋 住所:佐賀県佐賀市富士町大字古湯860 営業時間:午前11時~午後4時(日帰り温泉の営業時間) 入浴料:大人700円(日帰り温泉の入浴料) 休業日:無休 電話:0952-58-2101 |
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