ごんぎつねの湯(半田市) 童話のふるさとに沸く、掛け流しの熱い湯

 「ごんぎつねの湯」さんの紹介です。
 愛知県は知多半島、半田中央ICのすぐ近くにある日帰り入浴施設。
 「ごんぎつね」の作者である童話作家、新美南吉のふるさととして知られています。
 (なお現在はポンプメンテナンスで一時休業中。おそらく4月上旬には営業再開すると思います)

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 ごんぎつねの湯さんの外観。
 どちらかというとこぢんまりとした施設で、ハイタイムには駐車場が満車になることもありそうです。

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 内装は木をふんだんに使った、暖かみのある印象。
 ここだけではなく、施設内部はどこも整えられ、清潔にされていました。

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 脱衣場もやや小振り。
 下駄箱のロッカーキーで入場管理をしているため、中にいるお客さんの数は一定数を超えないのかもしれません。となると、本当に混み合う時は入場制限がかかる可能性もありそうです。
 なお、アメニティはほとんどありませんのでご注意下さい。

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 温泉のデータ
 源泉名:ごんぎつねの湯
 泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉
 源泉温度:59.1℃
 pH:7.5
 成分総計:1リットルあたり26.69g
 お湯の印象:黄褐色~赤褐色の微濁り湯、源泉臭と弱い原油臭、少し滑らかな浴感

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 お湯の使い方(推測を含む)
 加温:無し
 循環:状況によってあり
 消毒:有り(消毒臭は感知せず)

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 浴場入り口。掛け湯とシャワーがあります。
 シャワーブースが重厚な石と木で造られていて、なかなか特徴的でした。

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 浴室は内湯と露天に分かれ、こちらは内湯。
 主浴槽は温泉ではなく、井戸水だそうです。この浴槽回りも上品な造りで、まるで日本旅館の浴室のようでした。

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 内湯にはこれ以外にサウナと水風呂があります。

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 そしてメインは露天風呂。
 手前の浴槽は広く、寝湯や座浴がありました。さらには洞窟風呂というおこもり感満載の浴槽も。
 これらの浴槽は適温から少し熱めで、おそらく循環や消毒がされているものと思います。ただし消毒臭はほとんど感じませんでした。

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 それ以外に面白いところでは、歩き湯もありました。
 こちら、足湯にも使えるかもしれません。

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 ごんぎつねの湯さんの白眉と言えば、露天の奥にあるこの滝湯。
 上から59℃の源泉が注がれ、加水なしで冷却されています。とは言えお湯の温度は45℃くらいの激熱。
 多くのお客さんが訪れる日帰り入浴施設としては、珍しいあつ湯ではないでしょうか。

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 源泉掛け流しということで少しなめてみましたが、強い塩味と少しの苦味、そして焦げたような風味。
 肌触りはぬるりとするのですが、成分総計26g超の強塩泉ということで湯上がりはベタ付きます。
 湯の匂いは弱い原油臭。強塩泉は海水由来でしょうが、こんなところで原油の匂いの温泉に出会えるとは驚きでした。お湯の温度といい、かなりの名泉と言えるのではないかと思います。

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 それにしても熱いお湯。
 源泉の湯壺は濁りが弱く、温泉が新鮮な証明のようです。

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 無料休憩所もあります。
 ごんぎつねの湯さん、アメニティの点では少し貧弱ですし、入浴料金も場所がらを考えれば高めに感じましたが、そのお湯の力は本物です。近くに立ち寄った際には、また入りたいお湯だと思います(できれば、暑くない季節に・・・)


 基本データ
 名称:半田天然温泉 ごんぎつねの湯
 住所:愛知県半田市平和町5-73
 営業時間:午前10時~午後10時半(午後10時 最終受付)
 入浴料:大人800円、小学生400円、幼児200円
 休業日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)
 電話:0569-27-8878


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posted by ウィロー at 11:00 Comment(2)湯煙日記(愛知)   

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この記事へのコメント

  • モノノフ

    こちらの施設は宿泊や食事も楽しめまするか、ゆっくり泊まりたいものじゃなぁ。
    2019年03月27日 11:04
  • ウィロー

    モノノフさん
    返信が遅れてすみませんでした。
    こちらは食事はOKですが、宿泊は無理みたいです。知多半島はまたゆっくりと回りたい、面白いところでしたよ。食事も海の物が美味しいと聞いています。
    2019年04月04日 10:50