京都の奥座敷と言われる湯の花温泉は、京都からのアクセスの良さもあり、小さいながらも人気の温泉地です。
そのうちの一軒がこちら。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」のうち、「料理部門」に連続入選、「もてなしの達人」にも入選したことのあるお宿です。
そんな高級な雰囲気とは裏腹に、渓山閣さんでは看板や幟などで日帰り温泉を大きくアピールし、歓迎されています。
日帰り温泉は午前11時から午後8時と、お宿としては長い受付時間。
入浴料はフェイスタオル付きで、タオルがいらない場合は100円引きです。
日帰り温泉はフロントで受付をするのですが、フロントから浴場までの道のりはけっこう複雑です。
始めての人は、フロントで聞きましょう。
なお、日帰り入浴の場合はビニル袋を渡されて、靴は袋に入れて脱衣場に持ち込む形となります。
脱衣場は籠のみですが、貴重品ロッカーもきちんとあります。
冷水器はもちろん、使い捨ての櫛、ひげそりなどアメニティは豊富。
このあたりはさすが、旅館の立ち寄り風呂です。
温泉のデータ
源泉名:湯の花温泉 第3源泉
泉質:単純弱放射能温泉
源泉温度:38.5℃
pH:7.1
成分総計:1リットルあたり2.92g
ラドン:41.6×10-10キュリー/kg(11.4マッヘ)
お湯の印象:無色澄明無臭、浴感は普通
お湯の使い方
加温:有り
循環:有り
消毒:有り
白壁作りの内湯には、広い浴槽が一つ。湯加減は適温か、少しだけ熱めです。
弱放射能泉ですので、あまり特徴はありませんが、浴後はぽかぽか感が長続きするように感じました。
大きく取られた窓の外に、手入れの行き届いた中庭を見ることができます。
宿風呂ということで、長時間混雑することはあまりないので、のんびりと湯浴みを楽しむ事ができると思います。
天井も高く、贅沢な造り。
内風呂にはこの他、ドライサウナと水風呂があります。渓山閣さんのサウナは混雑しておらず、テレビもないことから私の好み。
とにかく長時間、のんびりゆっくり温泉に入りたい時はこちらに良くお邪魔しています。
洗い場もセパレートタイプが多く、定番の馬油3点セットなどアメニティも充実していました。
一方、こちらは露天。
奥に見えている中庭は、内湯の窓から見られるものと同じです。
中庭に面した側には、ジェット付きの寝湯。
やや浅い造りの寝湯なので、庭を長めながらのうたた寝も良さそうです(混んでいる時には迷惑がかかるので×ですが)。
庭側からの眺めはこんな感じです。
右側の窓の向こうが内湯。奥のすだれの向こうは脱衣場。
何もかもがゆったりと造られていて、優雅にのんびり過ごすにはもってこいの場所だと思います。日帰り温泉は不定休もあるようなので、公式サイトを確認してから出かけた方が良いでしょう。
基本データ 名称:渓山閣 住所:亀岡市ひえ田野町佐伯下峠20−6 営業時間:午前11時~午後8時 入浴料:平日800円 土日祝日1,000円 休業日:日帰り温泉は不定休あり 電話:0771-22-0250 |

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