滋賀県は東近江市、国道421号線沿いにある赤神山の中腹にあるこちらの神社は、勝運の神様を祀っています。
正式名称は「阿賀神社」ですが、この山に住まうという天狗「太郎坊」の名前を取って、通称「太郎坊宮」と呼ばれています。
参拝道の入り口。
左奥の山が赤神山で、その中腹に太郎坊宮の本殿があります。
ふもとにも駐車場がありますが、そこからだと700段以上の階段を登ることになります。それはちょっと・・・という場合、途中の祈祷殿にも駐車場があり、そこからなら250段ほどで本殿まで着けます。ちなみに、どちらの駐車場も無料です。
太郎坊宮の名前の由来です。
ちなみに太郎坊は、鞍馬天狗(次郎坊)の兄貴らしいです。
こちらが本殿の下にある祈祷殿。
車では、このすぐ横まで来ることができます。
祈祷殿の横を通って、表参道へ。
ちなみに帰りは裏参道を通れば、同じ道を通らずにここまで戻ってくることができます。
元々は修験道の修行の場でもあったとのこと。
恐さはないですが、神社特有の清らかな雰囲気が感じられる場所です。
道中には、さざれ石、十二支、七福神などがありました。
ベースは神道なのですが、由緒によればそこに修験道や天台仏教などが融合し、この場所には独特な信仰が根付いていたようです。
そのため、いたる所にお社や鳥居などが建てられており、パワースポットとしても有名です。
こちらの御祭神は「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊」という名前の神様で、天照大神の長男にあたります。
その名の通りの勝利と幸福の神様であり、プロスポーツ選手、政治家や経営者など幅広い業種の人がその御利益を仰いでいるとのことでした。
山の中腹にある神社ですので、基本的に通路の大部分は階段です。
高低差もかなりあるので、歩きやすい服装がお勧めです、また、天候が悪い時は無理をしないでおきましょう。足を滑らせたら大変な事になりかねません。
そして、本殿前のクライマックスがこちら。
名物の「夫婦岩」です。
神様によって押し開かれたとされる夫婦岩。岩と岩の間は80センチほどしかありません。
ここはこの神社においても最大のパワースポットだと思います。明らかに空気が違いました。
良い心の持ち主が願いながら間を通れば願い事が叶い、悪い心は岩に挟まれると伝えられる夫婦岩。これを越えた向こうに本殿があります。
ということで、無事挟まれずに済みました。
本殿近くからは、万葉集に歌われた蒲生野(がもうの)を一望することができます。
基本データ 名称:太郎坊宮(阿賀神社) 住所:滋賀県東近江市小脇町2247 参拝時間:24時間 拝観料:無料(駐車場も無料) 電話:0748-23-1341 |

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