前回は館内にある岩風呂を紹介しましたが、今回はこちらの名物の紹介です。
宿から少し歩いたところにある、天然露天風呂となります。この浴槽は冬の期間(おおよそ12月~4月初旬)、閉鎖となりますのでご注意下さい。

ホテルおがわさんから露天風呂までは、徒歩で10分。

途中では橋を渡り、草むらを歩く場所があります。
このあたりがくせ者で、この時は時期(初夏)が悪く、アブの群れに襲われてしまいました。
気を付けて裾を払っていても、露天風呂までの往復で少なくとも3カ所は刺される始末。こちらの露天風呂に入りたいという方は、初夏~夏の間は割けた方が無難かもしれません。

小川元湯の「石灰華」は、湯の華が固まってできたもの。天然記念物に指定されていました。
これから後に紹介する浴槽で、その豪快な姿を見ることができます。

温泉のデータ
源泉名:小川温泉
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
源泉温度:52.0℃
pH:不明(弱アルカリ性?)
成分総計:1リットルあたり1.23g
お湯の印象:無色透明弱源泉臭、わずかに滑らかな浴感、湯の華有り
お湯の使い方
加温:無し
循環:無し
消毒:無し

さて、こちらが天然露天風呂の入り口。
男女別で、男はこの小屋の中が脱衣場を兼ねています。女性専用の紹介は記事の後半で。
で、混浴の名物風呂がどこにあるかと言うと・・・。

脱衣場の真横。
つまり、露天風呂に行こうとする女性から、この混浴風呂は丸見えです。
構造上しかたのないかもしれませんし、私はもっと大開放の温泉も入った事があるのでそれほど気にしないのですが、お互いの精神衛生上仕切りの一枚でもあったらいいのに、と思いました。さすがに女性にはハードルが高いでしょう。


そしてこれが、名物の天然露天。
巨大な石灰華(これが天然記念物指定されています)の岩、というか壁から、小川温泉の源泉が滔々と注ぎ込まれています。
先ほどの看板によると、この露天風呂を中心に石灰華の大きさは幅18メートル、高さ20メートルにも及んでいるそうです。

水中写真。わずかに白濁したお湯に、湯の華が舞っています。
もちろん源泉掛け流し。お湯の温度はその時の気温に左右されます。

さて一方、こちらは女性専用の露天風呂「蓮華の湯」。
先ほどの男女別入り口を入り、その奥にあります。


こちらは、先ほどの混浴風呂のような豪快な石灰華があるわけではありませんが、なかなか良い雰囲気の石造りです。

蚊帳から外へ出て行くこともできます(アブ注意)。

混浴風呂とはうってかわっての開放感。
確かに石灰華は見事ですが、一般的な露天の魅力としては、こちらの方が上かもしれません。
次回は、ホテルおがわさんの内湯を紹介します。
基本データ 名称:小川温泉 ホテルおがわ 住所:富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1 休業日:無し? 電話:0765-84-8111 |
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