富山県の庄川湯谷温泉にあるこちらは、インパクト絶大の浴槽が有名なところ。
それがタイトルにある、「浴室より広い浴槽」です。
一度は冬期休業でフラれてしまったのですが、2回目のチャレンジで入浴することができました。

こちらが建物。今は立ち寄り湯と素泊まりのみ受け付けているようです。
宿の方がいない場合は、玄関にお金を入れるカゴがありますので、そこに代金をセルフで入れて入浴する方法になります。

板張りの廊下をひたすら前進。

階段を下り、ブルーシートの向こう側にその浴槽があります。

これが脱衣場です。

温泉のデータ
源泉名:庄川湯谷温泉
泉質:ナトリウム-カルシウム・塩化物泉
源泉温度:39.5℃
pH:不明(弱アルカリ性?)
成分総計:1リットルあたり1.55g
お湯の印象:無色透明弱硫黄臭、わずかに滑らかな浴感、泡付き有り
お湯の使い方
加温:無し
循環:無し
消毒:無し

そして、これが階段の上から見た浴室。
浴槽の仕切りを超えて、お湯が注がれています。そのために浴室へ向かう階段の最後2段は水没していました。つまり、浴室より浴槽が広い、というわけです。

もちろん完全な掛け流し、オーバーフロー量もハンパないです。
湯温は39℃くらい、わずかに硫黄臭を感じました。お湯は温めなのですが新鮮で力があるお湯で、さらに浴室が半密閉状態にあるためサウナのように湯気がこもります。そのため、長湯は湯あたりの可能性がありますのでご注意下さい。

右側に申し訳程度にボディーソープが見えますが、そもそもそこまで手が届きません。

そしてこれが湯谷温泉名物、源泉キャノン。
男女浴室の間でシーソーのように稼働する湯口で、最大仰角を取ればこの通り。
浴槽のインパクトや新鮮なお湯だけではなく、色々と話題に事欠かない温泉施設です。

ちなみに女湯はこんな感じでした。
壁の穴は湯の抜き口になっているらしく、もし一番上を残して全て塞ぐと、浴室は素潜り練習施設にもなってしまうようです。

というのも、温泉の水位は川の水位と一緒だからです。
ブルーシートがかけられた手前が浴室部分です。
一度水害で建物が被害を受けたのですが、川の近くということで建築許可が下りず、そのまま営業を続けているとのことでした。

宿のすぐ上流には、小牧ダムの威風がそびえていました。
基本データ 名称:湯谷温泉旅館 住所:富山県砺波市庄川町湯谷235 営業時間:午前9時~午後4時(要確認) 入浴料:500円 休業日:木曜日(要確認・冬期休業?) 電話:0763-82-0646 |
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