こちらは三重県津市安濃町にある、「津市安濃交流会館」の中にある立ち寄り湯です。

この施設ですが、まず特筆すべきは、街並に溶け込んだステルス性の高さです。
外観が下の写真の通りですので、知らずに通ってここに立ち寄り湯があると判別するのは、正直なところほとんど不可能ではないでしょうか。

なお駐車場は、この写真の左側にあります。

施設の向かいには津市安濃庁舎があります。
こちらは目立つ建物ですので、行かれる際は「この庁舎の向かい」と覚えておくのが良いと思います(私もそうしました)。

温泉のデータ
源泉名:あのう温泉
泉質:ナトリウム-塩化物温泉
源泉温度:38.9℃
pH:7.7
成分総計:6.1g/リットル
お湯の印象:黄褐色~茶色濁り、無臭(若干の鉱物臭?)、塩味、肌触りは普通

お湯の使い方(推測を含む)
加温:有り(源泉浴槽は無し)
循環:有り(源泉浴槽は無し?)
消毒:有り(源泉浴槽は無し?)


こちら、基本的には公営施設とのことで、あまり宣伝などはやっていないようです。とは言え、一見さんや地元以外お断りというわけではありません。入浴料300円なのにシャンプーやボディソープが備え付けられているのは、さすが非営利経営ということなのでしょうか。

浴室は内湯のみ2つ。こちらは大浴場です。
こちらについては、源泉を加温・循環・消毒して使用しており、特徴は感じません。
消毒臭も弱いながら確実に感知する、というレベルでした。

大浴場の湯口

そして、こちらがこの温泉の目玉だと思います。
源泉温度約39℃の食塩泉(鉄分もあり)を、非加熱源泉で掛け流しています。源泉の投入量があまりないのでお湯のコンディションは日替わりという情報もありますが、公的施設でここまで良心的な源泉の使い方をしているところはあまりないと思います。
湯船では湯温は体温くらいまで冷めていますので、大浴場との間の交互浴はいかがでしょうか。源泉浴槽はせいぜいで2~3人しか入れませんので、混んでくるとタイミングを見測る必要がありますが、のんびりとした入浴ができると思います。
基本データ 名称:安濃温泉(安濃交流会館) 住所:津市安濃町東観音寺51-3 営業時間:午前10時から午後9時(最終受付は午後8時半) 入浴料:大人300円、子人150円 休業日:木曜日、年末年始(12月29日~1月4日)、不定休あり 電話:059-268-5678 |
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