こちらは個人的に思い入れのある日帰り入浴施設で、初めて本当の温泉のパワーを感じることができ、私が温泉好きになる原因を作った温泉です。
場所は、伊勢自動車道「津IC」もしくは「久居IC」から西へ車で30分ほど走った場所。県道28号の榊原温泉街の中にあります。温泉街といっても、榊原は数軒の宿や食事処があるくらいの閑静な場所で、歓楽街のようなところではありません。
榊原の由来は古く、枕草子の一節に名湯として歌われている「ななくりの湯」のことだと言われています。

湯元榊原館さんは宿泊施設で、日帰り温泉は併設の「湯の庄」という施設で受付となります。
チケット購入後、作務衣(無料貸与)とフェイスタオル(無料)が配られます。バスタオルは別料金となりますのでご注意下さい。また、館内滞在時間は2時間以内となります。



源泉は2本あり、下記はそのうち、掛け流し浴槽に使われている方の成分表示です。

温泉のデータ
源泉名:榊原温泉 榊原館七栗の湯
泉質:アルカリ性単純温泉
源泉温度:32.2℃
pH:不明
成分総計:1リットルあたり0.31g
お湯の印象:無色澄明、僅かな硫黄臭、滑らかな浴感
お湯の使い方(推測を含む)
加温:有り(源泉浴槽は無し)
循環:不明(無し?)
消毒:不明(無し?)
温泉は硫黄の香りとアルカリ性のなめらかな肌触りのあり、典型的ながら名湯と言えるでしょう。
浴室は日替わりで「むらさき」「もえぎ」があり、いずれも「内湯1+源泉浴槽1+露天1」の組み合わせです。どちらかといえば、源泉浴槽の広い「むらさき」が当たりでしょうか。
浴室設備
内湯:主浴槽1(適温)
源泉浴槽(30℃程度)
露天:主浴槽1



こちらの白眉は、何と言っても源泉浴槽です。
湯温30℃ほどの、最初は少しだけ冷たく感じる浴槽ですが硫黄臭を感じながら、じっくりと浸かっていると体の芯から温まってきます。
あまり交通の便はよくありませんが、温泉の力は確かです。一度、七栗の名湯に浸かってみて下さい。
基本データ 名称:湯元 榊原館(日帰り温泉「湯の庄」) 住所: 三重県津市榊原町5970 営業時間:午前9時~午後6時 入浴料:大人1,000円、子ども500円 休業日:不定休 電話:059-252-0206 |
この記事へのコメント